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第1回オンラインセミナーレポート

テーマ:「産地連携の重要性」

概要

食品事業者の農業参入・産地連携研究の第一人者である、日本大学 生物資源科学部 食品ビジネス学科の清水みゆき教授を講師にお招きし、産地連携の重要性についてご講演いただきました。また、農林水産省からは補助事業である「産地連携支援緊急対策事業」の活用などを説明いたしました。

講師:清水みゆき教授

日本大学 生物資源科学部 食品ビジネス学科

セミナーの様子

質問へのご回答

参加者からの質問について回答させていただきます。

Q.01
【食品事業者様から】※セミナー内で回答済み
生産者の高齢化や後継者不足などの影響で、現在調達できている原材料が将来調達できなくなる可能性など、生産者側と事業者側の連携不足による課題に対し、どのような解決方法がありますか?

農林水産省回答

まさに、そのような問題意識からこの産地連携フォーラムを創設いたしました。今後の加工向け原材料調達のために国内産地とどのように結びついていくか、第3回以降のオンラインセミナーでも触れていきたいです。

 

清水教授回答

個人農家との契約よりも、複数の目がある生産法人やJAなどとの契約から始めると、容量(キャパシティー)に弾力ができて契約難度が下がります。そして、利益が出る仕組み、いわゆる、バリューチェーンを共有することで、継続的な関係構築に繋げる可能性が高まります。

Q.02
【食品事業者様から】※セミナー内で回答済み
加工業者の使用予測数量、生産者の生産予定数量のすり合わせが非常に大変だと考えています。改善策のヒントを教えてください。

清水教授回答

加工したい品種によって異なります。市場でも購入できるような汎用性のある原料であれば数量契約で、かつ複数箇所での契約がリスク分散になります。特定品種だと面積契約が多いです。いずれにしても、品質(形状含む)の数量でどのくらいの利益が出るかを提示し、品質・数量が条件を満たさなかった場合の対策も示す必要があります。

そして、品質管理のためには可能な限り圃場へ出向いて生育状況を把握する事、これらにより生産者も安心して(信頼して)栽培してくれるようになるでしょう。

Q.03
【種苗メーカー様から】※セミナー内で回答済み
産地連携は、自社の事業領域だけでは実現できるものではなく、国内の食料生産にかかわる事業体が連携をして、取り組むことが重要であると認識しています。「産地連携」の定義を教えてください。
具体的にどのように取り組んでいけばよいでしょうか?取り組みの際には、ヒト・モノ・カネなど、何か支援策はありますか?

清水教授回答

サプライチェーンを産地と一緒に築き、出来た商品を消費者に届ける、そのために産地と連携するというイメージです。消費者の食生活は外部化が進み、生鮮品を購入し、家庭内で調理して食卓に出すという機会が減少しています。それだけ、食品事業者に対して家庭内で行われていたことが委託されているということになり、その供給に価値を付けて届ける方策を関係者で考え実現する、それが産地連携と考えます。農産物が生産される圃場が無ければ実現できないからこその産地連携ではないでしょうか。

 

農林水産省回答

特に食品事業者が主導的に動き、産地に支援等を行い、双方の安定的な取引・調達を行うことを本フォーラムにおいて「産地連携」と呼んでいます。お互いが何を必要としているのか、お互いに理解を深めることが重要です。種苗会社の皆様におかれても、産地に適した品種など、生産者の声に触れることで、新規開発に向けた情報収集や、栽培検証への協力等の機会を得られるのではないかと考えています。
具体例としては、食品事業者、生産者、種苗メーカーの三者の意見交換会において、酷暑下での安定生産や、宅配需要向け輸送耐性などを求めているという話が2025年6月20日の日本農業新聞の報道にありました。このように、食品事業者と産地の連携の中で得られるものがあると思われます。
補助事業については冒頭のご説明(アーカイブ動画内のもの)が参考になれば幸いです。

このほかの質問につきましては、現在掲載内容を調整しております。なお、質問の内容によっては、個別に回答させていただく場合がございます。

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